ライブ会場やスポーツ大会などで活躍する看護師「イベント救護」とはどんな仕事?

小中学生のスポーツ大会やライブ、展示会などイベントの開催時に、医務室で待機しながら怪我や体調不良などに対応するのがイベント救護ナースです。主に派遣やダブルワークで働いている看護師さんが、単発のアルバイトとして入ることが多い仕事です。
単発なので人間関係のわずらわしさがないことや、仕事が空いたときの収入源として人気の仕事ですが、怪我や病気の判断、緊急処置の対応などが必要となり難しい一面もあります。
イベント救護ナースとはどんな仕事なのでしょうか。給料の相場などや特長を見ておきましょう。

イベント救護ナースの仕事内容は?

コンサート中

イベント救護ナースの仕事は、スポーツ大会やライブイベント、展示会、コンテストなどイベント開催時に起こる怪我や急病などに対応する仕事です。

具体的な仕事内容には、屋外のイベントだと熱中症や怪我、気分不良などの対応、屋内イベントだと貧血や酸欠、怪我などの対応などさまざまなものがあります。他にもお弁当で食あたりを起こした、お酒を飲みすぎて急性アルコール中毒になったなど頻度は多くありませんが起こる場合もあります。大きなイベントやハードなマラソン大会などでは、心臓発作や骨折など大きな病気や怪我に対応しなければいけないこともあります。

有事の際に素早く的確な判断が求められる

特に何も起こらなければ、医務室で待機しているだけでよいですが、何か起こったときにはすばやい判断と対応が求められる仕事です。また、参加する対象者の年齢や人数によっても大変さや起こりやすい事故、病気は違ってくるので、臨機応変さが求められます。
向いているのは、急性期病棟や救急外来などで働いた経験のある看護師さんです。先輩が教えてくれるわけではなく、看護師が自分一人ということもあるので、ある程度、経験がないと難しい場合が多いでしょう。

イベント救護ナースの給料や特徴は?

では、イベント救護ナースの給料や特徴を見ておきましょう。

  • 仕事の数自体はあまりない
  • 週末や大型連休時の募集が多い
  • 都市部などでの開催や募集が多い
  • 拘束時間はイベント開催時間中になので、午前中だけの場合もあれば夜遅くまでのときもある
  • 日給は1000円~13,000円程度で超過勤務の場合は手当てが出る場合もある
  • 開催日程が2日以上に渡る場合は、連日参加できる看護師の方が採用されやすい
  • 医師が在籍する場合は、医療措置の補助の仕事もある
  • 脱水や熱中症、気分不良、貧血などの対応が多い、救急車要請の判断も必要
  • 参加する看護師は1名~複数名(3名程度)が多い

イベントは季節ごとに年に何回か開催されるというものが多く、定期的に仕事があるというわけではありません。また、日給のよいものやライブなど人気イベントはすぐに募集が埋まってしまうので、仕事自体はあまり多くはありません。
参加してみたいという方は、イベント救護ナースの仕事を多く斡旋している看護師求人サービスに複数登録しておくのがもっとも早道といえます。

イベントに同行する為、週末や連休の勤務が多い

また、特徴としてイベントは、週末や大型連休など休みに開催されることが多く、アクセスのよい都市部での開催が多いため、募集も休日や都市部での募集が多くなります。
日給や労働時間はイベントによってさまざまですが、日給の相場は1万円~1万5000円程度です。交通費は開催イベントによって支給があるものとないものがあるので、確認が必要となります。

労働時間はイベントの開催時間にもよりますが、展示会など入れ替わりお客さんが来るイベントでは開催時間が長くなることが多く、スポーツ大会などでは開催時間は短めです。ライブやコンサートなどは開催が夕方~夜間になることが多く、2日以上に渡って開催ということも多いです。

開催日程が複数の場合は連続勤務できることが望まれる

開催時間が長い場合は交代制を取って対応するため、基本的には8時間程度の労働と考えてよいですが、病棟勤務よりは長丁場になることが多いでしょう。開催日程が2日以上に渡るときは、連日参加できる看護師が望まれます。

仕事内容で多いのは、屋外だと脱水や熱中症の対応で、屋内であれば貧血や過呼吸などの対応が多くなります。軽度であれば簡単な救急対応ですみますが、重症の場合は救急車要請などが必要となり判断が求められる仕事です。

イベント救護ナースの実際の声

イベントナースの経験がある看護師さんの実際の声も聞いてみましょう。

看護師歴4年のイベント救護ナース体験談

夏フェスの会場で待機するイベント救護看護師として参加しました。野外フェスだったため、テントの中で扇風機に当たりながら頑張りました。
野外でのイベントは熱中症の確率が高く、かなりの人が運ばれてきて、氷のうや氷をビニール袋に詰めたもので額や首の後ろを冷やし、アイソトニック飲料を飲ませる応急処置をしました。
イベントナースは待機している間、暇だと思われがちですが、規模が大きいイベントだと大勢の人が救護室を訪れます。体調不良や怪我でくる人も多く、対応に追われることも覚悟が必要です。知識や経験が少ないと大変ですが、病院ではあまり経験できない症例に当たることもあり勉強になりました。

ブランク有看護師のイベント救護ナース体験談

出産を機に常勤看護師を辞め、パートや派遣で働いています。コンサート会場での救護の仕事に参加し、拘束時間は午後5時~午後10時まででした。コンサート会場は空調管理もされていて、来場された方も少なかったためそれほど救護室を訪れる人は多くなかったです。子どもの擦り傷の対応程度で、のんびり過ごせました。コンサートと救護室は離れていたので、コンサートを見ることができませんでしたが、医師と一緒に待機しながら読書をしたりして過ごしていました。

イベント救護ナースはイベントによってさまざまなケースがある

イベント救護ナースは、単発で入ることができ収入も得られるので人気の仕事ではありますが、イベント参加者の年齢や人数、場所によっては対応に追われ、大変なことも多いです。また、拘束時間が長いことや夜遅くなることもあります。急な怪我や病気に対応しなくてはいけないという大変さもあります。
さまざまな症例を見ることができるので経験にはなりますが、なかなか新人ナースではできない仕事です。慣れない間は、どのような仕事内容なのかをしっかり把握して参加することが大切といえるでしょう。

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