看護師が手取り30万円求人を探すなら知らないと絶対損するポイントを紹介
看護師は比較的給与が高い職業ですが、手取り30万円をねらうとなるといくつかの知識がないと探すのは難しいです。
また、仮に手取り30万の求人を見つけても損をする可能性があります。そこで看護師が手取りで30万円を得るためのポイントを詳しくご説明します。
看護師が手取りで30万円を得るなら知るべき知識
基本給以外に多数の加算と控除がある
勤務先から支給されるお給料には「基本給」以外にいくつもの金額が加算されています。
一方で、給与から控除される金額も多数あります。
そのため、単純に月給30万円の求人に応募しても手取り30万円を得ることはできません。
そこで、まずは給与計算のしくみを理解しておきましょう。下の表のように、給与計算のベースになるのが「基本給」です。
給与は(A)基本給+(B)各種手当-(C)控除額=総支給額となります。
基本給(A) | 給与の基本となる金額 |
---|---|
加算されるもの(B) | 通勤手当・残業手当(時間外労働手当)・夜勤手当(超過勤務手当)・資格手当・家族手当・住宅手当など |
控除されるもの(C) | (社会保険料)健康保険、厚生年金、介護保険(40代以上)、雇用保険 (税金)所得税、住民税 (その他)組合費や職場の懇親会費用など |
総支給額の約80%が手取り額と覚えよう
給与手取り額の試算サイトで計算した例をご紹介します。
(28歳、東京都在住 扶養家族なしの場合)
総支給額■ (各種手当含む※) |
360,973円 |
---|---|
健康保険(A) | 17,820円 |
介護保険(B) | 0万円 |
厚生年金(C) | 32,940円 |
雇用保険(D) | 1,083円 |
所得税(E) | 9,130円 |
控除額合計▲ (A+B+C+D+E) |
60,973円 |
手取り額 (■-▲) |
30万円 |
(※:各種手当に交通費は含んでいません。)
手取りを30万円にするには、総支給額は360,973円、つまり約36万円にする必要があります。計算すると総支給額の約83%が手取り額ということになります。
看護師の平均給与は36万円に届かない
日本看護協会が発表しているデータによると、新卒の看護師の基本給の平均額は大卒で207,013円(高卒から3年課程を修了した場合は200,114円)、総支給額の平均は大卒で273,854円(高卒から3年課程を修了した場合は266,041円)となっています。
一方、勤続10年(31歳~32歳・非管理職)の場合、平均基本給は243,736円、総支給額の平均は320,457円です。
総支給額の約80%が手取り額と考えると、勤続10年の看護師でも32万円×80%=256,000円が手取り額となり、30万円には届きません。
月給36万円以上の求人は雑誌やハローワークには少ない
上記で書いた通り、手取り30万円を獲得するには月給で36万円以上の給与を得る必要があります。
しかし、前述し通りこの数字は看護師の中でも高給の部類に入るため、駅にある求人雑誌やハローワークのような媒体にはほぼ求人がありません。
手取り30万円を得るには転職サイトで条件指定をして検索するのが確実
そんな時に便利なのが、10万件を超える求人に対して希望の条件を指定して検索できる転職サイトです。
中でも「レバウェル看護(旧看護のお仕事)」はおすすめで、検索するとこのように36万円を超える給与の求人が多数でてきます。
これは掲載されている求人も15万件と、数ある看護師転職サイトの中でもトップレベルなのが関係しているのでしょう。
検索結果を『高収入』順でソートすることもできるので、手取り30万を超えたい看護師の方は利用して損はないでしょう。