岩手県でおすすめの看護師求人サービス

岩手県の看護師求人!3つのポイントまとめ

  • 岩手県の看護師平均年収は443万円!東北地方では標準的な水準
  • 広大な面積を持つ岩手県では、訪問看護などの需要が増加する!?
  • 盛岡市、奥羽市など医療機関の多いエリアなら、求人数も多い!?

診療所数は39位…!岩手県の看護師求人事情

岩手県の医療機関は、病床数20床以上の病院が77院、病床数19床以下の診療所が918院となっています。47都道府県における医療機関総数の順位を確認してみると、病院数は第39位、診療所数は第33位に相当。いずれも47都道府県の中では下位になっています。

ただ、重要なのは総数より、人口あたりの医療機関数です。そこで、人口10万人あたりの医療機関数をチェックしてみると、人口10万人あたり病院数は5.91院で全国26位、診療所数は70.45院で全国39位となっています。病院数は中程度、診療所は平均より少ない…という印象です。
とはいえ、岩手県には12,249床の一般病床が存在しており、人口あたりの病床数は全国22位。病床数が多ければ、それだけ病棟看護師の必要数が増加します。全国22位というのは特別多いわけではありませんが、以上を踏まえれば、岩手県における看護師需要はそれなりに高いと考えて良いでしょう。

面積は日本でNo.2!医療機関、看護師の必要数は多い!?

次に、岩手県における看護師の充足度を確認してみます。岩手県内に勤務する看護師の人数は16,258名。人口1,000人あたりの看護師数に換算すると12.64名であり、これは47都道府県中24位に相当します。順位自体は中位程度ですが、日本は全国的に看護師不足が慢性化している状態。平均的な順位ということは、“充足していない”という意味にほかなりません。
それに加え、岩手県は全国で2番目に面積の広い都道府県です。1県で四国4県の合計面積と同程度。面積あたりの医療機関数、看護師数は必然的に少なくなります。すべての県民が気軽に医療機関を受診できる状況を実現するためには、まだまだたくさんの医療機関、医療従事者が必要です。

この状況を鑑みれば、岩手県における看護師需要は十分であり、求人を見つけることは決して難しくないでしょう。また、面積が広く、高齢者が気軽に医療機関にかかれない現況から、訪問看護ステーションの需要も伸びていくことが予想されます。

岩手県基本データ
病院数 77院
診療所数 913院
看護師平均年収 443.4万円
看護師平均年齢 40.3歳

東北では平均程度の給与水準!岩手県の看護師年収は443万円

岩手県における看護師平均年収は443.4万円となっています。これは青森県(428.4万円)、秋田県(432.3万円)より高く、宮城県(479.1万円)、福島県(473.1万円)、山形県(445.3万円)より低い数値です。ただ、山形県との差は誤差程度。東北地方においては、宮城県と福島県の給与水準が高く、青森県と秋田県が低く、岩手県と山形県が中位。以上のように認識しておくと分かりやすいでしょう。

関東や近畿といった都市圏に比べると平均年収が低いのは否めませんが、東北地方においては一般的な水準。それが岩手県の現状です。
もし、平均以上の収入を求めるなら、公務員待遇で働くことができる公立病院を目指すと良いでしょう。特に国立病院の看護職員は国家公務員に準じる待遇を受けられるため、かなりの高給になります。岩手県には国立病院機構盛岡病院、国立病院機構釜石病院、国立病院機構花巻病院、国立病院機構岩手病院と4つの国立病院が存在。求人が出ているようなら、転職先候補として検討してはいかがでしょうか?

平均勤続年数が12年以上!ベテラン看護師の多い岩手県

岩手県の看護師平均年齢は40.3歳となっています。もっとも高い富山県の43.6歳、2番目に高い島根県の43.5歳、3番目に高い愛媛県の40.9歳に次ぎ、全国で4番目に高い水準です。
平均年齢が高いということは、それだけ平均勤続年数が長い…という事実を示唆します。実際、岩手県の平均勤続年数は12.7年に及び、全国的にも長い部類です。労働環境の良い医療機関が多く、1つの職場で長く働き続ける看護師が多いのでしょう。

とはいえ、退職者が少ないからといって、“なかなか求人が見つからないかも…”といった心配は無用です。看護師は女性が多いですから、寿退職もありますし、出産や育児に伴う退職もあります。急な退職者が出たことで急募を行う医療機関には事欠きません。きちんと探せば、求人募集を見つけることは難しくないでしょう。

3.11以降の岩手県の医療〜完全復興できる日は…

岩手県の医療を語る上で外せないのが、2011年3月11日の東日本大震災です。県内の医療機関も大きな被害を受け、県立山田病院、県立大槌病院、県立高田病院は、震災から数年が経っても仮設病院での診療を続けていました。もともと山田病院は60床、大槌病院が121床、高田病院が136床という規模だったのですが、仮設診療所に多数の病床は設置できません。高田病院の仮設病院に41床の病床があるだけで、山田病院、大槌病院は病床0の状態を余儀なくされました。

2016年5月、大鎚病院が再建されましたが、病床数は50床。常勤の医師は外科1名、内科4名で、震災前と比べれば規模が縮小しています。山田病院、高田病院は現在に至るまで仮設診療所のまま…。山田病院が2016年中、高田病院が2017年の再建を目指していますが、まだまだ状況は予断を許しません。
県立病院でさえ、再建にこれだけの期間を要するのです。民間診療所には、再建の見込みが立っていないところが多数あるでしょう。震災から5年が経過した現在でも、岩手県の医療は復興していないのです。

岩手県の医療再生!カギとなるのは人材確保

岩手県の医療機関を復興させるために最重要なのは何でしょうか?一番大切なのは、建物の再建ではありません。いくら病院の施設を建て直したところで、そこで働く医師や看護師がいなければ医療は提供できないのです。

岩手県で休止・廃止された医療機関の中には、再開不可能になっている医療機関も存在します。再開できずにいる理由をまとめた結果、29%は“医師や歯科医の死亡”、18%は“他院に勤務することが決まった”というものでした。要するに、医療を提供するための医師がいないために診療再開ができない…ということです。
さらに、震災では看護師が19名も死亡し、200名以上が休職せざるを得ない状況になりました。医師だけでなく、看護師の不足もまた、岩手県の医療再生を妨げています。すべてを震災前の水準に戻すためには、まず人材確保を優先しなければなりません。