看護師の夜勤求人は専従がいい?交替勤務?夜勤専従のメリット・デメリットを検証

看護師の夜勤求人は専従がいい?交替勤務?夜勤専従のメリット・デメリットを検証

看護師は「日勤のみ」という働き方もあれば夜勤だけの「夜勤専従」という働き方もあります。また、日勤・準夜勤、夜勤を繰り返す「交替勤務」もあります。

給与や仕事内容、身体への負担などを考えると、どんな働き方がいいのでしょうか。このページでは、特に夜勤専従と夜勤のある交替勤務のメリット・デメリットについて見ていきます。

看護師求人~夜勤専従と交替勤務の違い

「夜勤専従」は文字通り、夜勤だけ勤務する働き方です。一方、交替勤務は病院にもよりますが、日勤→準夜勤→夜勤または日勤→夜勤と休日を繰り返す働き方です。なお、交替勤務は「交代勤務」と表記されることもあります。

夜勤専従看護師の働き方

夜勤専従者は「夜勤のみ」の勤務で、日勤の勤務をすることはありません。なお、雇用形態は正社員(常勤)の他、非常勤やパート・アルバイトもあります。

夜勤専従の勤務先

夜勤専従の看護師を募集しているのは、次のようなところです。

  • 総合病院の病棟(産婦人科、内科、小児科、ICUなど)
  • ケアミックス病院
  • 介護施設

特に患者の容態が急変する可能性が高いICUや急性期病棟などは夜勤専従看護師の需要が高くなっています。また、急性期医療と慢性期医療など複数の機能を持つ「ケアミックス病院」なども、夜勤スタッフが必要なので夜勤専従者の募集を多く出しています。

交替勤務看護師の働き方

一方、交替勤務は次のようなサイクルで勤務をします。

2交替制 日勤(8:30~17:00)と夜勤(16:30~9:00)などで夜勤は月4~6回
3交替制 日勤(8:30~17:00)と準夜勤(16:30~0:00)、夜勤(0:00~9:00)などの交替制で夜勤と準夜勤はそれぞれ月4~5回

交替勤務の勤務先

交替勤務の看護師を募集しているのも、夜勤専従と同様に総合病院や急性期病棟などになります。

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看護師の求人~夜勤専従と交替勤務の給与はどう違う?

夜勤をすると「深夜労働手当」が支給されます。これは労働基準法で定められているもので、20:00~翌朝の5:00まで(または厚生労働大臣が必要であると認める場合においては、その定める地域又は期間については23:00~翌朝6:00まで)の労働に対して、通常の労働時間の賃金の2割5分(25%)以上の割増賃金を支払わなければならないことになっています。

看護師の夜勤の給与は基本給によって異なる

上でも書いた通り、深夜労働手当は「通常の労働時間の賃金の25%増し」で支払われます。つまり、通常の労働時間の賃金が時給1,000円の人が夜勤をすると時給は1,250円以上になります。時給が2,000円の人が夜勤をすると2,500円以上になります。

基本給は経験や年齢で左右される

元々の給与が高い人は夜勤手当も高くなりますが、ベースとなる給与は経験や年齢、雇用する側が設定する基本給などで異なってきます。

求人を探す場合は基本給がどれくらいかをチェックするといいのですが、すでに「夜勤の時給」や「1夜勤当たりいくら支給するか」を提示している求人もたくさんあります。
それを元に夜勤専従と夜勤のある交替勤務の給与を見てみましょう。

 夜勤専従の給与

夜勤専従の場合は、派遣として働くケースと正社員として働くケースがあります。下記は一例ですが、支給額はさまざまです。
(正看護師の場合)

派遣 1夜勤18,000円~3万円
派遣 時給2,100円(1夜勤37,000円)
正社員 年収400万円~500万円

月に何回夜勤があるかによっても月収は違ってきます。

交替勤務の給与

2交替や3交替といった交替勤務の場合の給与は下記のようになっています。
(正看護師の場合)

正社員 日勤と夜勤の2交替制 月収35万円~50万円
正社員 3交替制 年収500万円
派遣 日勤時の時給:2,300円、夜勤時:1夜勤36,000円

求人票には月収で提示している場合と年収で提示している場合があります。なお、派遣は時給または1夜勤いくらかで示されています。実際の手取り額は月に何回夜勤を勤めたか、社会保険など控除される額がどれくらいかで違ってきます。

看護師求人~夜勤専従と交替勤務のメリット・デメリット

次にメリット・デメリットを見てみましょう。

夜勤専従看護師のメリットとデメリット

まず、夜勤専従として働く場合、次のようなメリットとデメリットがあります。

メリット ・夜勤だけなので規則正しい生活ができる
・オフの時間が多く取れる
・給与が多い
・勤務する病棟によっては現場がそれほど忙しくない
・残業がないので決まった時間に帰れる
デメリット ・パートや派遣社員として採用されることが多いので長く勤められるか不安
・パートや派遣社員の場合はボーナスや退職金が出ないところがある
・少人数で患者の急変にあたるため、ある程度の看護スキルが求められる
・年齢とともに夜勤がつらくなってくる

このように勤務時間の割に収入が多く、休みの時間がたっぷり取れるのが夜勤専従のメリットだと言えます。
一方で、夜勤専従はパートや派遣社員の採用が多いため、長く雇用されるか不安、ボーナスや退職金が出ないといった不満がよく聞かれます。

交替勤務のメリットとデメリット

交替勤務の場合でもメリットやデメリットがあります。

メリット ・日勤のみの勤務より給与が多い
・正社員としての採用が多い
・日勤、夜勤を通してさまざまな看護を経験できるのでスキルアップにつながる
デメリット ・生活のリズムを整えるのが難しい
・連休が取りにくい
・残業が多い

交替勤務の場合はパートではなく正社員としての採用が多いため、長く勤められるという安心感があります。また、ボーナスや退職金もあるので、年収増や福利厚生面でもメリットが大きいと言えるでしょう。

夜勤専従者の看護師は1ヶ月の夜勤回数に制限あり

夜勤専従者はパートや派遣社員としての採用が多いものの、勤務時間に対する給与が高いこと、昼間を有効に使えることなどを理由に人気があります。

しかし、夜勤専従は1ヶ月に何度も夜勤をしてもいいというわけではありません。

看護師の変形労働時間制

労働基準法では「1日の労働時間は8時間、1週間で40時間を超えてはいけない」とされていますが、交替勤務や夜勤がある看護師の仕事では、そうもいきません。

そこで、このような不規則になりがちな業種や月末など一定の時期に業務が集中する場合などは法定労働時間を超えない範囲で労働時間を定める「変形労働時間制」が設けられています。

変形労働時間の計算例

変形労働時間制は1ヶ月または1年間で何時間働くかを決めるものです。例えば1ヶ月の変形労働制を採用した場合、1週目は42時間働いたが、2週目は35時間働いた…というように週によって労働時間が異なりますが、1ヶ月の平均で見ると1週間の労働時が40時間以内に収まっていれば問題ありません。

なお、変形労働時間制を採用するには、労使協定または就業規則で定めることが必要とされています。

看護師の夜勤回数(勤務時間)の上限はある?

夜勤専従の場合、労働基準法で労働時間の上限は設けられていませんが、看護師の健康面の負担(リスク)や業務上の安全面のリスク、家族との時間が取れないといった生活面でのリスクがあることを考慮して、日本看護協会では夜勤専従者の1ヶ月の労働時間の上限は「144時間が望ましい」としています。

1ヶ月に144時間ということは、1回の夜勤の勤務時間が14時間の場合は10回程度までということになります。もっと勤務時間が長いところもあるので、1ヶ月の夜勤回数の上限は8回~9回と考えるといいでしょう。

夜勤の回数によって収入が上下するので要注意

夜勤は深夜労働手当がつくため、収入は多いように思えます。しかし、勤務先のシフトによっては、1ヶ月の夜勤の回数が思ったほど多くないという場合があります。

「張り切って夜勤専従でバリバリ働こうと思ったのに、他にも夜勤スタッフが多くて夜勤は1ヶ月に4回だけだった」という事態が起こります。

看護師が夜勤の求人を探す場合は、1ヶ月に何回くらい夜勤に入れるかを確認しておきましょう。

まとめ

看護師が夜勤勤務を探す場合は、夜勤のみを行う「夜勤専従」と日勤や準夜勤もこなす「交替勤務」があります。

夜勤専従は1回あたりの夜勤収入が多く1ヶ月の休みが多いため、最近人気があります。また、生活のリズムが取りやすい、家族と過ごす時間が取れるなどのメリットもあります。一方で夜勤専従の求人は派遣社員やパートが多く、ボーナスや退職金が出ないケースがあるので注意が必要です。

交替勤務で夜勤をする場合も深夜労働手当(夜勤手当)がつくので収入は日勤よりも多くなります。さらに交替勤務は正社員の募集が多いので、収入が安定する、ボーナスや退職金があるといったメリットもあります。ただ、生活のリズムを取るのが難しいなどのデメリットがあります。

夜勤勤務は魅力ですが、体力的なことや家族との時間をどう確保するかなど、さまざまな観点で検討することが大切です。

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