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看護師の転職で失敗しないための履歴書の書き方と項目別の注意点

看護師の転職で失敗しないための履歴書の書き方と項目別の注意点

「看護師は人手不足だから応募すれば採用されるだろう…」という甘い考えは厳禁です。
人手不足だからこそ、より質が高く意欲的な看護師を求めているからです。

採用する側は、まず履歴書で人物の判断をします。それだけにきちんと自分をアピールすることが大切です。

このページでは、看護師が転職で失敗しないために、履歴書の書き方のポイントや注意点をご説明します。

履歴書を書く前の準備

履歴書にはさまざまな項目を記入します。
書き始めてから「あれ?これはいつだったっけ?」と手が止まることのないように、事前に必要なものを準備しておきましょう。

履歴書作成の前に要チェック

次のものを準備したり、調べたりしておきましょう。

  • 履歴書の用紙
  • 証明写真
  • 学校を卒業した年を調べる
  • 今までの職歴を整理する
  • 看護師免許や各種免許・資格の取得年月日を調べる
  • 必要な提出書類をそろえる

では、それぞれを詳しく見ていきましょう。

履歴書の用紙

提出する履歴書は市販のものがいいのか、パソコンでダウンロードしたものを使うのか、確認しておきましょう。

特に指定がない場合は手書きの方が人柄が伝わるのでおススメです。なお、手書きの場合は黒のボールペンで記入します。消せるタイプのボールペンは使用しないようにしましょう。

証明写真

履歴書の写真貼付欄のサイズに合う写真を準備します。

なお、写真は3ヶ月以内に撮影したもので、できれば証明写真機(スピード写真など)で撮影したものではなく、きちんと写真屋さんで撮ってもらいましょう。「就職(転職)用です」と言えば、表情などのアドバイスもしてくれます。

証明写真用の服装としては、白いブラウスやシャツにジャケット着用が望ましいです。派手なメイクは避けるように心がけましょう。

当然のことですが、スナップ写真や友達(写真のプロではない人)にデジカメやスマホで撮ってもらった写真を使うのはNGです。

学校の卒業年を調べる

履歴書には「学歴」と「職歴」を記入する欄があります。

学歴は中学校卒業から順に入学年と卒業年を記入します。卒業した年度ではなく、実際に卒業した年です。和暦で記入するのが一般的です。

インターネットでは生年月日から卒業年度をすぐに調べられるサイトがあるので見ながら記入するといいでしょう。

今までの職歴を整理する

新卒で入職したところを辞めて今回が初めての転職という人は職歴は1つだけですが、すでに何度か転職を経験している人は新卒時から今までの入職・退職の年月と勤務先名を記入します。
何年も前に辞めたところのことは忘れていることがあるので、正確に書けるように整理しておきましょう。

看護師免許や各種資格の取得年月を調べる

看護師として働くには当然看護師免許が必要ですが、それ以外の資格(自動車の運転免許証や保健師の資格など)がある場合はそれぞれの資格取得年月を記入する必要があります。

資格証などを見て整理しておきましょう。

なお、書道や珠算など看護師として働くのに直接関係がない資格は省いてかまいません。

必要な書類をそろえる

応募する際に履歴書以外に、次のような書類の提出を求められることがあります。

看護師免許(※) 本当に看護師の免許(資格)を持っているかどうかの確認のために必要
保健師免許・助産師免許(※) 本当に免許(資格)を持っているかどうかの確認のために必要
職務経歴書 過去の職歴(勤務先名)だけでなく、何科でどのような仕事をしていたのかなどを記入
源泉徴収票 以前の勤務先に頼んで発行してもらう

(※)看護師・保健師・助産師の各免許は結婚・離婚で姓が変わっていたり、本籍地が変わったりした場合は30日以内に変更申請する必要があります。更新には日数がかかることがあるので、早めに確認し手続きをしておきましょう。

看護師の履歴書~記入時の注意点

では、次に記入時の注意点をチェックしておきましょう。

履歴書記入の基本的なルール

どの職業でも履歴書を書く上で守るべきルールがあります。次の点をチェックしておきましょう。

日付 記入する日ではなく持参する日または投函する日の日付
(和暦でも西暦でも構わないが、書類の中で統一すること)
住所 都道府県から略さずに正確に記入する。番地は「5-2」ではなく「5丁目2番地」と書く 
ふりがな 「ふりがな」と書いている場合はひらがなで、「フリガナ」と書いている場合はカタカナで記入
学歴 中学校卒業時から記入。「〇〇高校」ではなく「〇〇高等学校」と記入し、年月は基本的に和暦
職歴 「〇〇病院△△科勤務」などと書くとわかりやすい。退職理由は「一身上の都合により退職」とする
免許・資格 看護師として働く場合に必要な資格や持っていると役立つ資格を記入するが、あまり関係がない資格は記入しない
趣味 1つか2つ記入。面接時に聞かれることがあるので、無理して書かないこと。また、ギャンブルなどマイナスイメージのものは書かない

看護師の履歴書で重要な志望動機と自己PRの書き方

ここまでご説明してきたことは、いわば一般的な注意点です。これらをきちんと押さえることは大切ですが、その内容だけで合否が判定されるわけではありません。

採用されるかどうかを左右するのは「志望動機」と「自己PR」だと言っていいでしょう。

それぞれの書き方を確認しておきましょう。

意欲が伝わる志望動機の書き方

採用する側がもっとも気になるのが「志望動機」です。「なぜこの病院で働くことを希望したのか」を知りたいと思っています。

一般的な志望動機は避ける

一般の企業なら「御社の将来性に魅力を感じた」などを書いても構いませんが、(ちなみに履歴書に書く場合は「御社」ではなく「貴社」と書きます)看護師という職業柄、それはあまり適した文章ではありません。

かと言って、転職サイトや転職攻略本の見本をそのまま記入するのも避けましょう。このようないかにも例文のような志望動機は、面接管が見ればすぐにわかってしまいます。

自分なりの気持ちを伝えることが大切です。

自分の強みや過去の経験を活かした志望動機を考える

志望動機を書く前に、次の点を整理しておきましょう。

過去の経歴で活かしたい部分 過去の経歴から〇〇がやりたいと伝える(過去に小児科勤務で重病の子どもを看護した経験から、子どもの健康回復に役立ちたいなど)
自分の強み ・人とじっくり話をするのが好きなので、会話を通して患者さんに寄り添う看護がしたい。そのために慢性期や終末期医療を希望している
・外来勤務で手早く治療を進める仕事に慣れているので、即戦力として頑張りたい
看護師になろうと思った気持ち 家族を〇〇で亡くしたので、看護師をめざした。貴院なら自分の目指す看護ができると思った

このように過去の経歴や経験から応募したいと思ったことや、自分の強みや目指すところが活かせるからといった前向きな志望動機を考えましょう。

応募先の業務内容をよく調べることが大切

高齢者の看護をやりたいと思っているのに、応募先は若い人のケガの治療が多いとか、小児医療が多い病院では志望動機がちぐはぐになってしまいます。

応募する際には当然業務内容は調べるはずですが、志望動機もそれに合ったものを書くことが大切です。

看護師が履歴書に書くべき自己PRとは

次に自己PRを見ていきましょう。

大学生が就職活動の際に部活動やボランティアの経験を挙げることがありますが、看護師が転職を成功させるためには「この人を採用すればうちの病院の大きな力になってくれるだろう」と思われるようなポイントを記入することが重要です。

自己PRは要点をまとめて書く

履歴書の自己PR欄はそれほど大きなスペースではありません。そのため、要点をまとめて書いておき、後は面接で聞かれたときに詳しく答えるようにしましょう。

次のような点をアピールするのがおススメです。

  • 誰とでも気さくに話ができる(コミュニケーション力をアピール)
  • 研修には積極的に参加して、より高度な看護技術を学んでいる(向上心や研究熱心なところをアピール)
  • 身体が丈夫(健康をアピール)
  • 〇〇の資格取得に向けて勉強している
  • 子どもが〇〇病で、同病の母親の気持ちがよくわかる
  • 祖父を家族で介護した経験があるので高齢者の介護や看護の事情が理解できる

この場合もたとえ自分の強みであっても、応募先の業務内容に合わないとアピールになりません。応募先で自分がどう役立つのかを考えて書くようにしましょう。

看護師の求人サイトで履歴書の書き方をアドバイス

新卒で就職活動する際は学校が指導してくれますが、社会人になってからは誰も教えてくれません。履歴書の基本的な書き方や、より効果的な志望動機の書き方などはわからなくて当然です。

特に看護師の転職は自分をどうアピールするといいのか、応募先の病院の業務内容によって異なります。そこで、看護師の求人サイトでは、コンサルタントが履歴書の書き方や面接の受け答えなどをアドバイスしています。

自分では気づかない強みを教えてもらえることがあるので、ぜひ相談してみましょう。

看護師の履歴書の書き方と注意点~まとめ

履歴書の書き方には基本的なルールがあります。たとえ人材不足の看護業界でも甘く考えずに、きちんとルールに沿って履歴書を記入しましょう。

また、志望動機や自己PRは応募先の業務内容と自分の過去の経歴などをもとに、矛盾がないように記入することが大切です。

書き方や内容で困ったときは求人サイトのコンサルタントに相談すると、的確に教えてもらえます。また、自分をよりよくアピールする方法や面接での対応などもアドバイスしてくれるので、利用するといいでしょう。

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