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看護師の年収600万円は会社員なら中間管理職クラス!?手にする3つの方法とは

看護師の年収600万円は会社員なら中間管理職クラス!?手にする3つの方法とは

給料が高い看護師ですが、年収600円万円は新人時代には夢のような金額に思えるのではないでしょうか。

会社員で年収600円万円というと係長などの中間管理職が手にできる金額です。では、看護師の場合は、どのようにすれば得られるのでしょうか?

看護師にとって年収600円万円とは?

まず看護師以外の職業で年収600円万円を得るのはどのようなポストなのか、見てみましょう。

年収600円万円は中間管理職レベル

厚生労働省の「賃金構造基本統計調査」(平成28年)の産業計(企業規模100人以上)によると、役職別の年収(男女合計)は次のようになっています。

役職 35歳~39歳 40歳~44歳 45歳~49歳 50歳~54歳 55歳~60歳
非役職 5,160,200円 5,434,700円 5,747,600円 5,929,200円 5,862,300円
係長級 6,600,100円 6,767,600円 7,253,700円 7,313,900円 6,956,300円
課長級 7,961,400円 8,425,400円 9,166,900円 8,976,900円 8,691,800円
部長級 8,363,900円 9,799,500円 10.998.900円 11,231,200円 10,871,400円

年収600万円は係長クラス

上の表でもわかる通り一般企業では非管理職、つまり平(ヒラ)社員は勤め先にもよりますが、定年を迎えるまで600万円を手にすることはできません。

一方、係長レベルになると35歳~39歳という比較的若い年代でも年収600万円が可能です。課長、部長クラスになると、もっと年収は多くなります。

看護師の年収500万円~600万円は全体の約23%

看護師で年収600万円を得ている人はどれくらいいるのでしょうか?

「そんなにもらっている人は少ない」と思うかも知れませんが、実は結構多くの人が手にしているのですよ。 

看護師の年収の割合

日本看護協会の「病院勤務の看護職の賃金に関する調査報告書」(2012年)によると、看護師の年収別の割合は次のようになっています。

年収額 割合
100万~200万円 1%
200万~300万円 3.8%
300万~400万円 10.9%
400万~500万円 23.5%
500万~600万円 22.9%
600万~700万円 15.0%
700万~800万円 10.3%
800万~900万円 3.8%
900万~1000万円 1.1%

看護師の年収は400万円~600万円が最多

このように看護師の年収の分布でもっとも多いのは400万円~500万円ですが、次に多いのが500万円~600万円です。

年収600万円は決して高いハードルではないことがわかります。

看護師で年収600万円が可能な役職

次に看護師で年収600万円が可能な役職は何か、見てみましょう。

看護師の役職別年収

日本看護協会の「病院勤務の看護職の賃金に関する調査報告書」(2012年)で役職別の基本給の平均は下記のようになっています。ここから賞与が基本給の3ヶ月分として推定年収を計算してみました。

役職 平均基本給(A) 賞与(3ヶ月)(B) 推定年収(A×12+B)
看護部長(専任) 427,573円 1,282,719円 6,413,595円
副看護部長 405,373円 1,216,119円 6,080,595円
看護師長 370,949円 1,112,847円 5,564,235円
副看護師長 350,882円 1,052,646円 5,263,230円
主任 327,143円 981,429円 4,907,145円
専門職 325,692円 977,076円 4,885,380円
非管理職 323,298円 969,894円 4,849,470円

ただし、これには各種手当が含まれていません。資格手当や夜勤手当などが付きますし、管理職なら役職手当などが付きます。そのため、実際の年収はもっと多くなります。

総支給額で年収600万円はどの役職で可能?

各種手当が月15万円と考えた場合、年間で180万円支給されることになります。上の表の推定年収に180万円を足して600万円になるのは主任や専門職です。

どちらも上の推定年収は490万円なので、そこに180万円を足すと670万円になります。勤務先によって基本給や手当の内容が異なりますが、看護師長までいかなくても年収600万円は十分に可能ということがわかります。

管理職でなくても手当が多ければ年収600万円は可能

上の表の非管理職の推定平均年収は約485万円です。そこに手当を足すと年収600万円は決して無理な金額ではありません。

ただし、これは看護師全体の平均額です。基本給そのものも手当もある程度高額でないと、年収600万円はちょっと難しいと言えるでしょう。

看護師で年収600万円が可能な3つのケース

では、どのようにすれば看護師で年収600万円が可能なのか、いくつかの求人のケースを見ていきましょう。

管理職や幹部候補で年収600万円

看護師の求人は若い人ばかりではありません。中堅やベテラン層にもニーズがあるため、好条件の募集があります。

在宅ホスピスの管理職候補で年収600万円

在宅医療が増えてきて、終末期を自宅で過ごしたいというケースが多くなってきました。今後は在宅ホスピスの需要がさらに高まると予想されます。

そんな中、在宅ホスピスなどを提供している法人で、若い看護師の指導・育成や利用者や医療機関、各事業所との連絡などを行うベテラン看護師を募集しています。

待遇は看護部長で年収600万円ですが、その人の経験などによってはさらに高額が支給されることもあります。

看護師長や訪問看護の管理職を経験している人におススメの求人です。

産婦人科の幹部候補

産婦人科でも多くの求人があります。一般職の月給は約32万円~ですが幹部候補の場合は月給40万円からのスタートで、これに賞与がプラスされて年収600万円が可能になります。

専門のスキルを活かして年収600万円

役職に就かなくても、専門の資格やスキルがある人は高待遇で採用されるケースがあります。

例えば心臓外科の専門病院や循環器、糖尿病などの専門科ではそれぞれの分野の知識や資格を持つ看護師を募集しています。

専門病院でスキルを活かす

ある心臓外科の専門病院では、次のような条件で求人を出しています。

報酬
(年俸制)
350万円~620万円
(賞与を含む)
諸手当 ・夜勤手当 15,000円(1回)
・残業手当(1時間単位で支給)
・休日出勤手当
・住宅手当
・通勤手当
など
夜勤 月4~6回程度
残業 月平均10時間程度
退職金 あり

夜勤専門の勤務で年収600万円

夜勤専門の勤務(夜勤専従)でも年収600万円が可能なケースがあります。一例をご紹介しましょう。

ケアミックス病院の夜勤専従

ケアミックス病院とは、急性期、回復期、療養病棟、終末期という複数の機能を持つ病院のことです。

さまざまな症状の患者さんの治療を行うため、多くのスタッフが必要になります。そんな中で夜勤だけを行う看護師の求人があります。待遇は下記の通りです。
(看護師経験10年の場合)

月給 416,000円
諸手当 ・夜勤手当 15,000円(1回)
・資格手当 14,000円
・残業手当
・休日出勤手当
・扶養手当
・通勤手当
など
夜勤 月10回程度
残業 月平均5時間程度
賞与 年2回(4ヶ月)
退職金 あり

夜勤は16:30~9:15(休憩120分)で、月平均10回程度です。

上のケースなら年収600万円は十分に可能です。また、毎年昇給があるので、さらに年収をUPさせることができます。

看護師が年収600万円をねらうなら管理職か専門性を極めるのがおススメ

ここまででご紹介したように、看護師が年収600万円を得るにはさまざまな方法があります。

自分の方向性を早めに考えることが大切

看護師長などの管理職を目指す道もあれば、専門看護師としてスキルを磨く道もあります。いずれにしても、あれもこれもと欲張っていては何も手にできません。

自分の方向性を早めに考えて、それに向かって進むことが大切です。

夜勤専従は体力や生活パターンを考慮すべし

夜勤専従でも好条件の求人なら、年収600万円は可能です。ただし、体力は年々低下していきます。

また、結婚や出産・子育てをする中で生活パターンが変化していきます。夜勤専従が無理になることがあるので、夜勤だけに頼らずに自分のスキルや専門性を磨く努力をしていきましょう。

まとめ

年収600万円は一般企業でいえば係長クラスです。また、看護師の平均年収の分布を見ても、年収500万~600万円は22.9%で、年収400万~500万円の23.5%に次いで多くなっています。

このことからも、看護師にとって年収600万円は決して無理な金額ではありません。今の勤務先で年収600万円にするには、主任を目指すとか専門分野のスキルを磨くといいでしょう。

また、転職して年収600万円を得るには、看護師長など幹部候補の求人に応募する方法や専門病院で専門スキルを発揮する方法、夜勤専従で働く方法などがあります。

ただ、夜勤専従は体力や生活パターンなどをよく考慮することが大切です。収入だけでなく、長く看護師として働くためにはどうするのが一番いいのかを考えて進路を決めていきましょう。

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