看護師で年収600~700万円は可能?求人を探すときの7つのポイント

看護師で年収600~700万円は可能?求人を探すときの7つのポイント

看護師は一般企業のOLなどと比較して「給与が高い」というイメージがあります。確かにパート看護師でも時給は平均2,300円と言われているので、かなり高めです。

一方、看護師で年収600万円~700万円を得ようと思うと、ちょっとハードルは高くなります。しかし、決して不可能な金額ではありません。このページでは年収600万円~700万円を望む看護師の求人対策についてご紹介します。

看護師が年収600~700万円を得ることは可能?

看護師の中でも看護師長や部長クラスになると「収入は多いんだろうな」と想像できますが、面と向かって聞けないですよね。

まずは看護師の年収の実態を見てみましょう。

看護師の給与の相場

日本看護協会が実施している「病院看護実態調査」によると、看護師の給与の平均額は下記のようになっています。

基本給 税込給与総額
高卒+3年課程卒の新卒看護師 200,114円 266,041円
大卒の新卒看護師 207,013円 273,854円
勤続10年の看護師
(31~32歳、非管理職)
243,736円 320,457円

これを見ると、高校卒業後に3年課程を修了した人と大学卒業した人では収入はそれほど大きく差はないように思われます。
ところが勤続年数が10年になると、30代前半で税込給与が32万円に増えていることがわかります。

また、これは平均額なので、病院勤務かそうでないか…という点でも個人差があります。

基本給と税込給与総額の違い

ここで「基本給」と「税込給与総額」の言葉の意味をご説明しておきましょう。
「基本給」はその名の通り、給与計算の基本となる金額のことです。基本給に通勤手当や住宅手当などの各種手当を加算したものが「税込給与総額」になります。

なお、上の表の税込給与総額には、通勤手当、住宅手当、家族手当、夜勤手当、当直手当が含まれます。ただし、時間外勤務の手当(残業手当)は含まれません。
また、夜勤は三交代で1ヶ月に夜勤 8 回(二交代で夜勤 4 回)したものとして計算されています。

税込給与総額がそのまま銀行の口座に振り込まれるわけではありません。ここから社会保険料や厚生年金保険料、税金などが引かれます。その結果、口座に振り込まれる金額が「手取り額」となります。

正社員はボーナスも支給

上の表は毎月の給与の金額ですが、正社員はこの他にボーナス(賞与)も支給されます。ボーナスは勤務先によって異なりますし、経営状況によって増減します。そのため、毎年一定ではありませんが、基本給の3ヶ月分などの計算式があるので基本給が増えるとボーナスも多く支給されます。

看護師の年収の計算方法

30代前半の看護師1ヶ月の平均の基本給約24万円、税込給与総額約32万円として、年収を計算してみましょう。

  • 32万円×12ヶ月=384万円
  • ボーナス2回(4ヶ月分):24万円×4ヶ月=96万円
  • 年収は384万円+96万円=480万円

30代前半で年収480万円は可能ということになります。

さらに勤続年数が長くなると毎年の昇給によって基本給が増えていきます。また手当も増えるので、500万円~600万円は手が届きそうですね。

実際に看護師の求人では「年収500万円」という募集は多く見られます。

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看護師で年収600~700万円もらうには? 

看護師の求人で「年収500万円」はよく見かけますが、600~700万円はあまり多くはありません。

しかし、決して不可能な金額ではありません。では、どうすれば年収600~700万円が得られるのでしょうか。

看護師の年収を左右する要素

看護師の年収を左右する要素としては、経験年数や能力などがあります。どの要素が年収に影響を与えるのかを見てみましょう。

下記の表は日本看護協会が「基本給の決定基準・要素の経年変化」を調査したもので、2012年と2017年のデータが出ています。

2012年 2017年
年功のみ 34.4% 29.1%
年功・能力 5.9% 7.2%
年功・職務 19.7% 20.0%
年功・能力・職務 15.5% 19.7%

近年は年功だけでなく能力や職務も評価される

2012年は2,651件、2017年は4,134件が回答しています。その中で、どの要素を基本給の決定基準にしているかを割合で示したものです。

年功とは年齢や勤続年数のことですが、2012年の調査では「年功のみ」を基本給の決定基準にしているところが34.4%でかなり高くなっていました。ところが2017年の調査では29.1%で5.3ポイントも下がっています。一方、「年功・能力・職務」との回答は2012年は15.5%でしたが2017年は19.7%で4.2ポイントも増えています。

このことから、最近は年齢や勤続年数だけでなく、能力や職務なども評価されるようになっていることがわかります。

年収600~700万円の看護師求人の探し方

看護師の求人で年収600~700万円を提示して募集しているものは、あまり多くありません。その背景としては、年収600万円以上を得るには、ある程度の勤続年数を積み重ねる必要があるからではないかと考えられます。

そういう人は現在の職場でもリーダー的な立場で責任があり、なかなか辞められないという事情もありそうです。

年収600~700万円の求人は非公開が多い

年収600~700万円という求人は、やはりそれなりの経験や実績、能力が求められます。そのため、該当する人が少ないため、大々的に公開していないと考えられます。

しかし、求人募集がないか…と言えば、そんなことはありません。経験豊富な看護師を迎えたいと考えている病院はたくさんあります。
そういった場合は、求人サイトに登録した人だけが見られる「非公開求人」として募集を出しているのです。

年収600~700万円を可能にする条件

看護師が年収600~700万円を得るための明確な条件はありません。ただ、複数の求人内容などを見てみると、次の条件を満たしていると有利であることがわかります。

  • 看護師としてのキャリアが6年以上(病院勤務が望ましい)
  • 研修に積極的に参加するなど向上心があり、職場のチームワークを大切にする協調性があること
  • 現在、看護師長または看護部長であること
  • または転職先で看護師長として頑張りたいという意欲があること

このようにかなりあいまいで客観的な要素が多いのが現実です。これは募集している勤務先の事情によって求める人材が異なるので仕方ないと言えますね。

年収600~700万円の求人例

年収600万円以上で募集している求人としては、次のようなケースがあります。

  • 新規開院するクリニックで看護師長として職員をまとめてくれる人
  • 看護学校の教員
  • 有料老人ホームの施設管理業務
  • 訪問看護ステーションの管理職

このようにキャリアや知識があり、責任も求められるケースが多いことがわかります。

年収はキャリアと面談で決定?

また、年収600~700万円の求人では、「年収は経験を考慮して決定」「キャリア次第では年収600万円以上も可能」「経験、能力を考慮し面談の上決定」などを記載されています。

一定のキャリアは必要ですが、それをいかにうまくアピールできるかが重要になります。

看護師が年収600~700万円の求人に受かるには交渉力が鍵

では、自分のキャリアや能力をどのようにアピールすればいいのでしょうか。

求人サイトのコンサルタントに交渉してもらう

ベテラン看護師でも、自分の能力をアピールするのはいかにも自慢をするようで気が引けるという人がいるかも知れません。そんなときは、求人サイトのコンサルタントに交渉してもらうとスムーズに進められます。

コンサルタントは自己アピール、面接での対応などのサポート、そして年収や待遇、勤務条件など自分では言いにくいことを代わりに交渉してくれるので心強く転職活動ができます。

なお、看護師の求人サイトにはパート・アルバイトに強いところ、派遣に強いところ、正社員に強いところ…と、各社の強みが違います。

高収入を目指す場合は正社員の求人が多く、看護業界に詳しいところを選ぶのがポイントです。

看護師の求人で年収600~700万円を探すときの7つのポイント~まとめ

看護師の基本給は、新卒の場合は平均20万円前後ですが、勤続10年くらいになると24万円ほどになります。さらに各種手当がつくので、平均年収は約480万円ほどになります。

転職で年収600~700万円の求人に採用されるには、次の要素がポイントになります。

  • 看護師として一定年数の経験が必要
  • 看護師としての能力があること
  • 現在、看護師長や看護部長であること、または転職を機に役職に就いて頑張る意欲があること
  • 研修などに積極的に参加するなど向上心があること
  • 協調性があること
  • 応募に際しては自己アピールを有効に行うこと
  • 高収入や正社員の求人に強い求人サイトを利用すること

年収が高いと求められることも多くなりますが、それだけやりがいもあります。ただ、あまり背伸びをすると後で苦しい思いをすることになるので、求人サイトのコンサルタントとよく相談して、自分に合う求人を探してみましょう。

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